浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

アンチヒーロー6・7話

無罪判決が出た緋山が引き続き明墨に協力していた…

f:id:asanem800:20240513210812j:imageつまり緋山は追加戦士…!?

さて今回の案件は情報漏洩事件。とはいってもこれまでのパターンからわかる通り明墨の目的は当然別のところにある。それは週刊誌元副編集長だった被告の担当した政治家の告発記事を揉み消す陰謀なのか。後任の副編集長と政治家が懇意にしてる証拠を持ち出す明墨だったが違法な手段で入手した証拠なので採用できないと言われてしまった…仰る通りでございます…。むしろ今までようああいうやり方でやってこれたもんだな明墨…と思いきや実は明墨の標的はこの裁判の担当であり12年前の事件で志水に死刑を言い渡した瀬古裁判官だったんだよ!\ナ、ナンダッテー!?/

しかし出世のために政界と複雑な繋がりを持ってる瀬古にどうやって切り込むのかと思ったら富田(3話)を言葉巧みに疑心暗鬼に追い込んで自爆させて弾劾裁判に持っていくのが鮮やかすぎて変な笑いまで出てしまった。女の身では男に阻まれ上へ行くのが難しい、それでも瀬古はやれることをやってきたはずだったがいつしか自身を踏みつける男たちと同じになってしまった、いわゆる「名誉男性」というやつですね…。こういうの、どうすれば解決できるのか。優秀な女性がファーストペンギンにならなければ後の道に繋がらない、しかしそのためには男と同じことをしなければならない。その時に使う手段が汚れていたら───?

瀬古が弾劾裁判にかけられた影響で情報漏洩事件は無罪、そして赤峰がずっと気にかけていた冤罪事件も無事に無罪が出て、一応一区切りということになるのかこれ?12年前の事件の裁判に関わった人間が伊達原以外は切り崩され、いよいよ本丸に手が伸びてきたというところで次回いよいよあの時の真相へ───それにしても緋山はこの件に何の関係があるのかようわからんな───無罪にしてもらった見返りに草の者をやってるのか、それとも別の関わりがあるのか。

最初のうちは「興味を引く作りだとは思うけどやり口がダークで“好きではない”かも」と思っていたけど今は「とにかく面白い」という感じですねえ。次々と事態が動いてる上に一見無関係な事件がここまで一つに繋がっていくとは思わなかった。