浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

劇場版 MOZU(PG12)

S-最後の警官-を観に行くたびに必ずついてくるMOZU予告編に腹筋を痛めつけられてきたが、MOZUの本番を観に行ったらどの予告編も普通に感動的な内容っぽくて笑いなどどこにもなかった。解せぬ。

公開前に描いたものだけどそんなに大きく外れてはいなかったな…。

「劇場版MOZU」オフィシャルガイドブック

「劇場版MOZU」オフィシャルガイドブック

 

 

とりあえず畳んではみたものの、この映画ネタバレされて困るようなところあるんだろうか…?ドラマを観てなかった人は全15話なんてつき合えないよーと思うだけだろうし、ドラマ全15話につき合ってきた猛者たちが今さら謎の解明を期待してるとも思えない。彼らが期待してるのは「アクション」と「美しい画」と「爆笑」だろ?(暴論)その3つについては期待以上のものに仕上がっています。そこを追求しすぎてお話は取ってつけ(ry

アクション

全編とにかく殴る殴る殴る蹴る撃つ撃つ刺す刺す流血ブッシャーーーー!!!!という感じです。(わからん)というか日本映画にありがちな「アクションで盛り上がりそうなところでメロドラマが始まって何か萎える」みたいなのがなく感情の流れが遮断されません。その分ほとんどの登場人物の感情が我々普通の庶民には全く理解できなくて戸惑うことが多いのですが安心してください、ドラマ版の時からそうでしたよ!

美しい画

MOZUって闇と光の美しさが際立ってますよね…。さんざんコントだコントだと言ってきた私が何だかんだでここまでつき合ってきたのはこの狂気を孕んだ美に惹かれてきたのが大きいのだと思う。陽の光の下で舞う白い羽根(どこから飛んできたんだとかツッコんではいけない)、暗闇の中で妖しく光る女装(何を言っているのかわからねーと思うが)その分ほとんどの登場人物の感情が(以下略)

爆笑

みんなチャオがおかしいとかシーズン1はまともだったとか言うけど「タクシーに乗ってるところを追突されて大流血しながら病院にも行かずにミキティの家に行ってゴロンゴロンしたせいで家と服を血まみれにして帰るクラキダさん」とか「結局入院したクラキダさんを訪問してナイフを取り出したと思ったらリンゴの皮を剥いてあげる中神さん」とか「翌週になったらあっさり退院してるクラキダさん」とか最初からいろいろおかしかったことは主張しておきたい!ww

でもやっぱり持っていくのはチャオだなあwwwフォウ!www捕まったクラキダさんを助けに来るというのは王子様ポジションってことでいいの?でもクラキダさんならあの程度の鎖なら引きちぎって自力で脱出できたんじゃ?チャオ意外にガラケーを使うのね。クラキダさんの大怪我に大興奮して写真撮りまくりwwwそしてそのガラケーをクラキダさんにあげるwww何がしたいのwwwだけどクラキダさんによるとこんなチャオだけどダルマに何かを奪われて道化のフリをしているらしい?それがまさかラストでなー…ええ…

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あれはクラキダ×チャオENDってことでいいの???と、とりあえずよかったねチャオwwクラキダさんはオメラスという名の彼岸に行ってしまったのかな…。

ええー…とそもそもペナムでクラキダさんが海に落ちて「やっぱりPG12の水落ちは平成ライダーとは違って死亡か生存かわからんなあ」と思ってるうちに冒頭と同じ日本のバーに戻ってからよくわからなくなったというか、何せ首筋刺されてめぐみちゃんと今わの際みたいな会話をしている大杉さんも普通に生きているし、もしかしたら実はみんなペナムで死んでいてここは夢の世界なのかそれともペナムの方が夢なのか。…と思ったけどそういうのはしっかりした脚本ならもしやと思うけどMOZUの場合「ああ、いつものようにいい画を撮ることを優先しすぎて話の筋が行方不明になったんですね」な疑いが捨てきれない。大杉さんはMOZU世界には珍しい普通の人間なので首刺されたらアウトのはずだけどなあ…。クラキダさんが腹を刺されても無事なのは「クラキダさんだから」で片付くことなんだけど。

まあ、何だかよくわからないところもあったけど観たい部分の欲求は満たせたので良かったなと思います。(ただヒットしてるとなると続編の話も出てくるだろうけどそこにつき合う気になるかと言われるとそれはちょっととは思ってたり)

その他

  • 高柳さんはずっと監視していたくせになぜミキティがクラキダさんを殺せると思ったのか
  • 島根県民は基本的におとなしい人たちなせいか上映中誰も笑わずこっちとしては笑いをこらえすぎて辛かったので本当にどうして実況ができる形態にしてくれなかったのかと
  • もはやクラキダさんが普通に戦ってるだけで笑えるようになってしまった私は真面目にとと姉ちゃんを観られるのだろうか

※参考記事↑ (とりあえず病死しそうな気が全くしない…むしろ病気が逃げそう)