思えば制作発表の時から信頼と実績のNHK大阪放送局制作、激動の時代を生き抜く長期のドラマという自分好みな感じで面白そうと思ってこんな記事を書いたというのに始まってからというもの全く感想を書いていませんでしたな…こちらとしてもクウガYouTube配信と怪ラジはかなり想定外のことだったもので_| ̄|○こういうアカウントです…すんまへんだした…。
開始してまず思ったことが「画面の情報が整理されていて、ガチャガチャうるさくなくて、食べ物も美味しそうに撮っていて、ナレーションも主張しすぎない」という当たり前だと思っていたことは何て素晴らしいことなんだろうといや何でもない。前期のはもう忘れよう。その上で主役夫婦も美男美女だしお着物も鮮やかで画面がパアッと華やかなんですよね。そして大阪特有のテンポのいいセリフ回しで退屈させない。私はあまちゃんから飛び飛びに入ってきてるだけのにわかだけど朝ドラ枠とは日本中から「毎回(毎日)観たくなる」を求められる枠なんでっしゃろ?その基本の部分に注力してるのはそりゃあ信頼しますわ。
本編はモデルの広岡浅子さんの人生がもともとすさまじくたくさんのイベントがあるようで、展開が早い早いwwもう半年くらいやってる感覚なんだけどまだ2ヶ月弱なんですよね。この早さが物足りなかったり、史実通りではないので不満のある向きも少なくないようだけど、このドラマの最終ゴールが女子教育だそうなので、物語の軸は女性の人生の道筋なのかなと思っている。金融とか炭坑とかはあくまでその軸のための動機づけというか。
側から見るとやりたいように突き進んでるように思えるあさちゃんは愛する新次郎さんの心が離れてしまうのではと不安に思っていて、明日の生活すらままならなそうな姉はつさんを旦那様と思いあっていて子供にも恵まれているからと羨んでいる。一方はつさんもはつさんで妹がいないところでは「何お姉ちゃんぶって」とか言ってるわけで、人の幸せとは他人が思う幸せとは違うものかもしれないなあと思ったり。史実だとはつさんのモデルの方は早くに亡くなってるらしく、今ドラマでやってる辺りでは事実上のオリジナルキャラということになるので彼女も貧しいままでは終わらず救いもあるんじゃないかなあと思うけどそれがどのような形になるかはまだわからない。
女子教育につながる展開のためかよく「男らしさとは、女らしさとは何なのか」という問題提起がなされるが、何となくガールズトークみたいになっちゃってるあさちゃんと亀助さんを見てると性別よりもその人がその人らしく生きられるようにするにはどうすべきかって落とし所になるのかな?って気がしてる。亀助さんかわいいよ亀助さん(*´ω`*)丸文字書くよ亀助さん。
連続テレビ小説 あさが来た Part1 (NHKドラマ・ガイド)
- 作者: NHK出版,古川智映子,大森美香,NHKドラマ制作班
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: ムック
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