ゴーカイジャーのレンジャーキーは「戦隊ヒーロー本人の力」を形にしたもの。一方ゼンカイギアは並行世界の研究をしていた五色田夫妻が見たスーパー戦隊の能力を再現できるようにしたもの。そう例えば
- ターボレンジャーは高速移動をして
- タイムレンジャーは時間操作をして
- ファイブマンは先生だから知能が上がり
- ジェットマンは突然最終回パロディコントを始めてブラックコンドル役の敵を刺して白いベンチの上で動けなくする
いやおかしいだろそれ!!
ゼンカイジャー18カイをより楽しんでいただくために‼️
— スーパー戦隊オフィシャル (@sentai_official) 2021年7月4日
今なお伝説として語り継がれるジェットマン最終話
を急遽配信‼️
【徹底検証!】
ゼンカイジャーfeat.鳥人戦隊ジェットマン🐦
『はばたけ!鳥人よ』https://t.co/7UqfrDikV4#nitiasa#ゼンカイジャー#ジェットマン pic.twitter.com/5dQjUsw40v
公式「頑張って再現したので元ネタを観て!!!」
私「バカでは!?」
公式「全話無料配信やるよ!何とプレミア公開だ!」
私「9月9日からって今ロボコンやってる枠(木曜夜)かよ!ファイブマンやってる金曜朝はどうなるんだよ!」
- ターボレンジャーは「高速戦隊」ですが車に乗る戦隊というだけで別に高速で走るわけではありません
- タイムレンジャーは5人のうち4人が未来から来た人たちですが時間操作はしません
- ファイブマンは先生ってそれ能力じゃなくて設定だよね!?
- そしてジェットマン、もう何だ、何なんだ
話が進むたびにどんどんめちゃくちゃになっていくギアの能力に困惑しながらも、私が思い出したのは春映画におけるずっと巨大化してて大怪獣みたいになっている仮面ライダーJ。本来彼が巨大化するのはクライマックスだけなのにありゃ何なのと思ってたんだけど、きっとああいうのって話を回す主人公サイドがゼンカイ並にハチャメチャじゃないと受け止め方がわからなくなるやつだったんだなって。まあゼンカイならそういうめちゃくちゃも軽率に起こるだろうという納得感がある。というより白倉Pのレジェンドの扱い方、シリアスに進行するライダーとは相性が悪すぎる。
ジェットマン最終回パロディが出た直後にドラゴンシーザー出されたら介人の生命が危ないんじゃと心配になるだろ!!
まあゼンカイギアのノリがこんなで、要はこれ五色田夫妻によるスーパー戦隊二次創作みたいなものですよね。それも何でも許せる心の広い人向けとか注意書きが出るタイプの。
まああまりにもめちゃくちゃなんだけど、こういうのをオリキャスにやらせたら罰ゲーム感が出るじゃないですか(数々の春映画を思い出しながら)。だから今のところ本編ではオリキャスを出さずにのびのび自由にやってるのは逆に好感を持てるかなと。むしろこの先やっぱりオリキャス出します!ってなったら「えっ普通じゃん」とガッカリするまである。(アニバーサリーとは)
いえねー、どこでもレジェンド出演だーって盛り上がりはするんだけど、何かファン側が出演しない裏切り者を探して断罪しようとしてるように見えて心からは楽しめない気持ちが生まれちゃってるんですよ。だからそういうのがなく平等に頭がおかしい展開をやってるのはもしかしたら誠意があるのかもしれないとまで思ってる。
…というところまで書いてコラボ特別編を観たらライダーギアの能力は割とちゃんとしてたの何か釈然としねえな!?まあでも「ヨホホイはなぜ変身の時に踊るのか」は毎回ツッコミ所が濁流の如く押し寄せてくるゼンカイにおいて普通に受け入れてしまって疑問を持つことも忘れていたのでなかなか新鮮な視点ではありました。
思うに、コラボ回などのイレギュラー以外ではもしかして香村純子先生が最後まで脚本担当することになる…のか…?確かにキャラの心の機微などかなり繊細な特徴があるのでその方が良かろうとは思いながらもこの狂った世界だと正気が心配なんですが。