浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンブレーザー 第20話「虫の音の夜」

脚本:根元歳三

監督:武居正能

あら、デッカーメイン脚本&監督のタッグだ。

実家の父親が倒れたと嘘をつくのは良くないがSKaRDってそうでもしないと休みを取れそうにないよね…(遠い目)

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毎週こんな感じで息子の様子がおかしかったらね、そりゃ心配にもなるよね…という理由ではないが父さんが怪獣との終わらない戦いを続ける息子の身を案じていたのは本当のようで、お見合いを強要しようとしてたのもまあそういうこと。

日本中で熊が異常にたくさん出てきてかなり大変だった今年の夏を思い返しながら観ておりました。持ってるドラマ特有のうっかり時流に乗っちゃうやつだ。テルアキ副隊長は農家出身で自然に触れて生きてきたので「全ての命の生きたいと思う気持ち」を尊重したいと考えている。*1しかし土を荒らし人を襲う「虫」たちとの共存は不可能なので駆除するしかない。子供の悲鳴を聞かせて親を錯乱させたり卵を殲滅させるのは的確にして情はないやり方だ。しかし実行する方は喜んでそれをやっているわけではなく失われる命に詫びている。それは「生きたい」と思う者同士の厳しいやり取りだ。生き物を愛する副隊長にはとても辛い選択だったはずだが故郷の土を守ることはできた。その思いを理解した父はただ静かに涙する。

思えばゲント隊長はジュンくんに対して彼なりにコミュニケーションを取ろうとはしているけど完璧には程遠い。アオベタツキは生前エミ隊員に対して良い態度だったとは言えずそのせいで娘の方が拗らせを起こしてしまっていた。で、ナグラ父子の場合は父親がやや先走り過ぎていて、しかし現場で奮闘する息子の姿を見て思いを理解した。きっと心配は続けているのだろうけど。いろいろな家族の形。そして互いを理解するにはやはり対話から。難しいですけどね!あとやはり夕焼けの静けさが渋くて好き。夕焼けが美しいウルトラは名作。

本筋以外のところだとあの学芸会何???ハルノ参謀長の謹慎によりSKaRDはやることが増えてしまって47都道府県ツアーをやる羽目になんのかよwww特殊部隊はいつでも現場に向かえるようにしないといけないからそんなことしてちゃダメだろwww…あっSKaRDの存在意義がかなりヤバくなってるからこうなってんのか…。つろい…。


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次回デルタンダル再登場!アーくんパワーアップに伴う実験飛行中にGに耐えられないヤスノブ隊員が失神してしまうってその筋肉は飾りか?????

*1:ニジカガチ回参照。