浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

勇気爆発バーンブレイバーン〜このロボットが怖い!〜


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始まる前はリアルロボットアニメをやると言っていたそうである。


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実際の運用はこれ。リアルロボットアニメの世界観になぜか突然現れたスーパーロボットが大混乱を呼んでいた。


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そして明かされるバチバチのヒーローアニソン系主題歌。*1さらに第1話後提供カットを描いたのは草彅剛画伯。何で???

とまあこんな感じであまりに異常な状況にSNSバズりまくり、事前情報とか何にも知らないしロボットアニメ自体あまり立ち入ったことのない私もうっかり観てしまった次第で。何これ。

というかシリーズ構成&軍事考証ってウルトラマンブレーザー小柳啓伍さんなの…そう…。

ブレーザーくん

  • 絶体絶命の危機に現れた謎の存在
  • 言葉が喋れない
  • コミュニケーションがとても難しい
  • 素性はわからない
  • ゲント隊長大好き
  • 命を守りたい優しさがある
  • かわいい

 

●ブレイバーン

  • 絶体絶命の危機に現れた謎の存在
  • 言葉は喋れる
  • 何ならひそひそ話をしてるところに相手が使う言語を話してくるくらいにはコミュニケーション能力がある
  • 素性は今のところわからない
  • イサミ大好きだが何か言動の端々に「こいつもしかしてイサミに性的興奮を感じてねえか?」と思わせるヤバさがある
  • 命を守りたい正義の心がある
  • 怖い

何が違ったのか。


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そんなところにこんなエンディングが差し込まれてますます大混乱が起こるわけですよ。何これ。(2回目)

原作ものではなく、シリーズものとかリメイクリブートでもないオリジナル企画がめちゃくちゃ話題になってるの現代ではものすごいことですよ。イサミが肉体的精神的に追い詰められてる様子(いわゆるイサ虐)で話題になってるのは良いことなのかという思いはありますが。

とはいえ、今この状況の何が面白がられてるのかというのは真面目に冷静に考えないと危険かなとは思うんです。筋骨隆々の男が辱めを受けたり男2人が半裸で歌い踊る様を無邪気に笑うのは令和の世ではとても危うい。とはいうものの笑いというのは時に世の常識のラインを踏み越えた時に生まれるものなのでそういう意味では攻めの姿勢ではある。ブレイバーンのヤバさとは男のロボットが男に好き好き矢印を向けているからなのか?例えばブレイバーンが女のロボットならヤバくなかったのか?男のロボットが人間の女にこの手の感情を剥き出しにしてたら炎上してたよね?では女同士だったらどうなってた?って辺りは真面目に頭に置いていきたいかな。

まあ考えてみると「本人はブレイバーンに恐怖を感じていて乗りたくない」「しかし敵が攻めてきて危機的状況にある中頼りになる戦力はブレイバーンだけ」「ブレイバーンはイサミじゃなきゃ乗せたくないと言っている」「だから嫌々でも乗らなきゃいけない」というイサミの現状ってつまり「村に雨をもたらす龍神様のために生贄として差し出される若い娘」みたいな感じなんだなあ。ここからオープニングみたいにピチピチのパイロットスーツを着て協力し合う展開は本当に来るんだろうか…?現時点で思うのは「突然現れた美少女が俺を好きになってくれるパターンのやつ」で「美少女」のところを「ロボット」に変えるとあんなに怖くなるんだってことです。

ありがちなパターンとしては「実はブレイバーンは幼い頃のイサミが大切にしていたおもちゃのロボットだった」みたいなやつが考えられるけどいっそこのまま「何と1話の時点でブレイバーンは初対面で、なのにあのようなゼロ距離の言動をしている」の方が面白いのでは…という気もしている。私の思考も大概ヤバい。

ところで私勇者シリーズって観たことなくて、大張監督のことでわかることといったらあの剣を突き出すようなカットのことが勇者パースと呼ばれてることくらいなのですね…なのでその方面の文脈はわからないまま突っ走ることにはなりそうです。

なお、これまではてなブログがタグは3つくらいにしとけと言ってたので今までそのくらいにしてましたが思うままにつけることにしました。

*1:イサミ「何なんだこの歌はぁ!?」