浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンR/B(ルーブ)これからは俺たち家族の物語

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「後輩を止めようと思った」などと供述しており…


「ツルちゃんの1300年に渡る悲しみ苦しみを真に理解してあげられるのはジャグさんなのでは」と考えてるうちにこうなってしまった、今は反省している

ウルトラ怪獣シリーズ98 グルジオレギーナ

ウルトラ怪獣シリーズ98 グルジオレギーナ

 

鳴き声ではなく❝泣き声❞なのが印象的だった。体中が棘だらけなのはきっとツルちゃんの荒んだ心の現れ。もともと2人の兄たちが既に落命してる以上、彼女がああなることは必然だったのだろうとも思うし、でも劇場版でアサヒちゃんと一緒に綾香市スイーツ食べ歩きするところを観たかったなあ(´;ω;`)

ルーブはウルトラマンとしてもヒーロー番組としてもいろいろと不思議な作風だったなーという思いがありました。最初のころはヒーローバトルというよりもグダグダコントだし、何を守るべきかって対象は「家族」で、宇宙を守るヒーローとしては小さすぎる範囲。あとは倒しきれない敵と何度も戦うことになるのがルーチンワークに見えてしまったりもしたり、防衛隊またはそれに類する組織がなく民間人の家族がそれぞれの思い込みで勝手に動くから結果的に意思統一ができずにどんどん事態が悪化したり。

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愛染社長の役割って物語上では兄弟が使命に目覚めるのを促すブースターだけど番組としては賑やかし役そしてツッコミ役だったように思う。思えば「おまえらなんてウルトラマンじゃない!」ってことばっかりやってたなーこの番組自体が。それに伴ってちょっとストーリーの進行が停滞気味に見えたりもしたけど、一方でバカなシーンの突き抜けっぷりがとんでもなかったし、誰も悪人がいなくてただそれぞれが愛する人たちを想うあまりに周りが見えなくなってしまう世界観はとても愛おしかったです。あと特撮の撮影のことはよくわからないのに言うのも何だけど、今作でのミニチュアワークっていよいよ街に表情が見えるまでになってませんでしたか⁉これは配信のガイアを同時進行で観てるのでそう感じると思うけど昔のセットは怪獣の強さを見せつけるための「やられ役」って感じで、現在のセットはヒーローショーを盛り上げる「舞台装置」って感じに見えている。ちょくちょく車が落ちたり、燃えたり、助けられて逃げたり、その様子がかわいくてこの作風にマッチしてた。無印ギンガの学校裏庭でのバトルからここまで来たと思うと目から水が。

ウルトラマンR/B Blu-ray BOX II

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実はルーブ、放送前に心配していたこととして「家族愛がテーマだというけどそれが“道徳”に見えてしまったら辛くなるかもしれない」ってことがありました。当方別に崩壊した家庭育ちというわけでもないですが、“理想的”な家族の“真っ当な”ドラマだったらその輝きが自分の闇を刺されてしまうと思うことはよくあるので。まあ1話のグダグダコントバトルを観てその心配は吹っ飛びましたけどwww全然理想的じゃないし妹人外疑惑あるし何だこれと思って観てるうちに愛着が湧いた感じですね。ただ特に後半、湊家以外の街の人にもう少し出てきてほしかったかな、レギュラーだけだとどうしても世界が狭く見えてしまう。

どうかなーと思うところも目についたんだけど総合的には「愛しい」って評価になる。半年間ありがとうございました。お疲れ様でした。

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グリージョ、まんまるおめめでかわいいなあ。これまでのウルトラウーマンって「カッコいい」の方向だったけど「かわいい」に全振りしたデザイン。先代ルーブ兄弟の名を湊兄弟が継いだのと同様にツルちゃんの本名をアサヒちゃんが継ぐのはエモい。しかし一方でじゃんけんすら嫌うほど争いごとが苦手な彼女が戦いの場に出るのってどうなんだろうとも思う(公式の説明によると後方支援的ポジションのようだけど)…O-50の光ってより純粋な心を持つ者を選ぶ傾向があるけど過酷な運命を背負わせすぎるところがあるね?ぼくそういう存在に心当たりがありますよアマダムっていうんですけど。

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先輩たちにご挨拶。