浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンメビウス ワンチームだ!(これ2006年作品です)

※これを書いている時点で23話+劇場版まで観ました。

ここまで一貫して“チーム”を描いているなという印象です。立ち位置も思考もバラバラな者たちが共通の目的のために一つになり、危なっかしかったGUYSもだいぶしっかりした防衛隊になってきた。一方1人でボガールへの復讐心を抱えていたツルギも地球人の思いに触れていくうちに徐々に鎧が外れていき、ヒカリとして生まれ変わった。

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1月か2月に「ハンターナイトツルギがやってくる!」ってイベント告知を見かけた覚えがあるんだがあれはいったい…。そしてこのイベントも延期になってしまったのかなあ…(しんみり)

GUYSに安定感が生まれてきて怪獣を呼んでたボガールも倒されたしこの先何があるんだろう?と思った後に劇場版(23.5話)であるよ。

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 [DVD]

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 [DVD]

  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
 

ハヤタ・ダン・郷・北斗一挙登場。怒りのあまり冷静さを欠くミライを諭し導く役目。これは平成のテンペラー星人回だなあ。(この映画でのテンペラー星人はザコ扱いだけども)あの話からトンチキ成分を抜くとすごく真っ直ぐなメッセージを持つピュアな映画になった。常に仲間を信じ、諦めなければ希望を繋げると伝えるこの映画の舞台が神戸なのは意図的かなと思う。大災害から復興を果たした街。そのピュアさ真っ直ぐさを昔はキツいと思った時期もあったんだけど、今は素直に観られるのは自分が歳を取ったのか、現実の方に辛すぎることが多いせいなのかどっちなんでしょうねえ。

そしてこれがピュアなお祭り作品だからこそよけいに「なぜみんなは平成ライダーがこれと同じことをやると思ったんだ」と不可解な気持ちも持ってる。良い悪いではなく、あれはそんな“素直”なことをやるシリーズではないでしょうに。