浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

“正しい特オタ”ではない自分はシン・ウルトラマンを楽しめるのか自信がなくなっているという話

スーツ特有の「背びれ(チャック隠し)」も「手袋のような継ぎ目」もない異質な宇宙人としてのシンさんでございますよ。

自分には現時点でちょっとした気掛かりがあります。

この画像の時計表示から「ある怪獣の登場」を察した人が続出していて(リプ欄参照)、それがわからなかった私向けではないのかもしれない。ただこの映画を絶賛する人は嬉々として大怪獣のあとしまつやニュージェネといった今私が楽しむものを殴る棒として使うのではないかと。

本当に小さい頃の再放送で観たウルトラシリーズは楽しかったかどうかもちゃんと覚えていなくて、今は亡きNHKBS2で観た頃はウルトラマンには深いテーマがなければならない、怪獣は自然界がもたらす人間への警鐘としての畏怖でなければならない、そんな圧がずっと息苦しくそれはTDGの辺りでも感じておりました。ずっと離れて戻ってきてニュージェネを観ている今が一番楽しいまであって、でもそう感じる自分はきっと“正しい特オタ”ではないのだろうとも思ってますが。

あと単純に、そういうオタクの知識を競う形になるんだったらそれも息苦しい。考察とか論考とかやりたい人はやればいい。でもそういう人たちが自分と違う楽しみ方をする人を見下す光景をたくさん見たのでそんな向きからはなるべく離れたい。「知ってる人はより楽しい、知らない人でも素直に楽しい」くらいの塩梅だといいなと思っております。